ーー表現力とは何か
表現力とは、「相手にわかりやすい言葉で、かつ簡潔に伝えられる表現能力」のこと。
その時の状況やシチュエーションなどを想像しやすい言葉で伝え、相手の頭にスッと入ってくるような感覚を与えること。
よく勘違いされがちなのが「表現力=知ってる言葉の多さ」という解釈です。
いくら言葉を頭の中に詰め込んでもそれを適切なシーンや場面で使えなければ宝の持ち腐れです。
いかに適切なシーンで言葉を引き出せるか、要は「状況やシチュエーションに応じた言葉の選択ができるかどうか」が重要なのです。
言葉とはいわば無限大のストックです。
ストックとは持ち物のこと。
持ち物(言葉)は紛失したりせず、自分の頭の脳に強くインプットされています。
1度覚えた言葉や表現はそう簡単に忘れることはありません。
忘れたかな…?と思っていても実は脳のどこかにその情報は残っているのです。
パッとしたときに急に思い出せる言葉やインスピレーション源などがそれにあたり、実は自分が知っている言葉は想像以上に多いのです。
「文章を書き始め、言葉が思い浮かばないと嫌になる」
「真っ白な画面のモニターと睨めっこしているだけになっちゃう」
文章とはいわばインスピレーションの源泉。
書くネタやテーマなどはあらかじめ定める必要がありますが、そこまで無理に考える必要はありません。
最初のうちは適当なことを書きなぐるだけでもOK。
文章は書いているうちに次第に伝えたいこと(=骨格)が見えてくるので、パッと思いついたことや考えていることなどをひたすら書いてみましょう。
ーー表現力(=語彙力)は
気持ち(マインド)も関わっている!
表現力には「マインド(気持ち)」の問題も関わっています。
マインドというのはいわば「自律神経」です。
自律神経はその人の精神をコントロールし、オンオフのバランスをうまく保っています。
しかし何らかの理由で自律神経が乱れ、自分が書こうとしている文章より緊張や不安、ストレスといった感情に意識が向いてしまうと文章が思うように書けず、そのまま一生手が止まってしまいます。
特に頻脈(平時でも80〜100ほどある)の人は要注意です。
自律神経が乱れるのは体が緊張してしまうこととほぼ同じ。
緊張していると、いわゆる「頭の中が真っ白」な状態になります。
何か考えようとしても頭の中は常に真っ白で、思考のモヤがなかなか取れない。
一生真っ白なモヤの中を堂々巡りしてしまう。
これでは表現力もへったくれもありません。
・・かくいう自分も実は精神のバランスが不安定で、自律神経が乱れやすい体質です。
精神を安定に保てるかどうか、これも表現力向上に欠かせない要素でしょう。
ーー「内なる言葉」と
「外に向かう言葉」
思考のモヤというのはそもそも表現力以前に「表現したいことがわからない」状態です。
先ほどの話とは別に「なんとなく」で伝えようとしている底の浅い思考なのです。
文章を書くとき、「こういうことを伝えたい」という文章の全体像はなんとなく掴めているのになぜかうまく表現できない場合、それは単なる「知識不足」です。
でも伝えたいことがそもそも不明瞭な場合、それは「思考のモヤ」という前提に陥っている状態。
”内なる言葉”は自分が普段発している言葉や何気ない会話で繰り返すトークなど、無意識的にポンと出るような言葉のこと。
対して”外に向かう言葉”というのはその内なる言葉を「相手にわかりやすく伝えるため」にブラッシュアップさせたもの。
つまり「内なる言葉」から表現の精度や質を高めたものが「外に向かう言葉」なのです。
外に向かう言葉はある程度思考を巡らす必要があり、もし「内なる言葉」だけで文章を構成させると「すごかった」「美味しかった」「楽しかった」といったように何のひねりのない感嘆表現のみの薄っぺらいものになってしまいます。
そこで「(どのように)すごかったのか」「(どのように)美味しかったのか」「(どのように)楽しかったのか」等、相手がすんなりその状況やシチュエーションを想像できるような表現をつけ加えること。
これが”内なる言葉”から”外に向かう言葉”への飛躍、ステップアップです。
表現力を磨くにおいて「外に向かう(=外へ発する)言葉」は必要不可欠ですが、その前提に「内なる言葉」があることを忘れてはいけません。
YouTubeやTwitterなどの雑談ツール系のSNSは「すごい」「感動した」など内なる言葉だけで文章を完結できてしまうため、表現力を身につけるツールとしては適していません。
もし表現力を磨きたいならamebloやWordPress等、アフィリエイト系のツールを個人的にはお勧めしたいです。
今日も寒いですね。。
手が冷えてきたので今日はここら辺で切り上げたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。