ドラえもん(1話 勉強べやの釣り堀)

ーー記念すべきリニュアルドラえもん

第1話エピソード!

 

2005年に旧ドラえもんの声優陣がリニューアルし、ドラえもんに新たな風が吹き込まれました。

声優や世界観、作画等、ほぼ一新され、旧ドラえもんファンからは悲喜こもごもの声が…。

これはこれでいい!」と割り切る方もいれば、「こんなのドラえもんじゃない…。」と嘆くような声まで見られました。

 

アニメ版は2005年のリニューアルとともにテレ朝系列で放送され、今なお続いている長寿アニメことドラえもん

 

その記念すべき第1話が「勉強べやの釣り堀」というエピソードでした。

 

ドラえもんが未来からやってきた設定やエピソードはそのまま踏襲されており、デザインも一貫して「丸い球体・ずんぐりむっくりの2頭身」と変わっていません。

ただ教育係として振る舞う旧ドラえもんのような厳格さは2005年のリニューアルとともに失われているようにも思えます。

 

ではここからは第1話のエピソードをまとめていきたいと思います。

 

ーー第1話 あらすじ

 

のび太たちが通う月見台小学校(架空の学校)の裏にそびえる山は「裏山(うらやま)」と呼ばれ、小動物が多数生息していたり、小さな川が流れていたりと自然豊かな場所です。

 

山頂には「一本杉(千年杉とも)」と呼ばれる樹齢1000年を迎える高い木が立っており、そこからの景色は圧巻。

 

そんな川ではぴちゃぴちゃと泳いでいる魚が多く、釣りやキャンプの地としても利用されています。

 

ある日、ジャイアンスネ夫は大量の魚を釣り、のび太は釣りに興味を示したのかママに釣りを許可してもらおうとしますが、ママにキッパリと断られます。

 

のび太のドジな性格が災いして川にドボン!するのが怖かったからです。

 

ドラえもんはそんなのび太に家で釣りができる

おざしきつりぼり」を出してあげました。

 

💡 ダイヤルを東西南北の方角にピッタリと合わせ、自分の位置情報を割り出すという精密な機械道具。

しかし床が水浸しになるというリスクはまるで考慮されていない。

 

早速釣りを始めるのび太ドラえもんですが、なかなか餌に魚が食いついてくれません。

 

そこでドラえもんは魚を見つけたら自動で捕まえてくれる

手ばり」という便利な道具を出してあげました。

 

しかし途中、ジャイアンが水面から顔を出してきたので2人は慌てて釣り堀シートを畳み、今度は本物の海にターゲットを絞ります。

 

さらにドラえもんは、

全身に塗布するだけでどんな水圧にも耐えることができる

深海クリーム」と

鼻の穴に入れておけば水中でも呼吸ができる

エラ・チューブ

の2つを出し、深海に潜って釣りを開始しました。

💡どっちも効果が切れたときが怖い…。

 

2人は手ばりで魚を次々と釣りましたが、その途中巨大ザメに襲われ、パニック状態に。

 

なんとか逃げた先には1隻の沈没船があり、財宝の匂いがした2人は目の前の宝箱を開けますが、もちろんこれはダミー。

 

宝箱の中身は巨大なタコで、2人はまたもや逃避行の末、部屋に到着。

 

最後に釣り堀からお湯が沸いていたので2人は温泉と勘違いし、そのままドボン。

 

しかし行き着いた先は静香ちゃんのお風呂場…。

激怒した静香ちゃんに桶を投げつけられるという情けないオチで第1話は終了しました。

 

ーー最後にオチが用意されている

それがドラえもん

 

ドラえもんのアニメのほとんどは最後にオチが用意されており、清々しいハッピーエンドかと思いきやまさかの…?!という展開が多いです。

 

今回も期待を裏切らないオチの完成度の高さ。

 

静香ちゃんの記念すべき2005年版アニメにおいての初登場シーンがよもやこんな形になろうとは…。

 

やはり製作陣の遊び心が随所に現れている!

あと所々に不二雄節が散りばめられている!

 

原作ファンにも配慮したアニメ作りになっているのがまた良い!