ーー世界を誇るSF映画
ターミネーター第1作目!
1984年に公開された「ターミネーター」初代を昨日の夜、見てみました。
ターミネーターといえばやはり演者のアーノルド・シュワルツェネッガーが有名だと思いますが、今回の1作目ではヒロインを執拗に追いかける殺人マシーンを演じています。
感情を持たないため、基本的に話し合いや理屈は通じません。
ただターミネーターの魔の手からひたすら逃げ続けるヒロインの姿が描かれており、ターミネーターの底知れぬ恐怖感を味わうことになるでしょう。
あらすじは過去と未来のタイムトラベルによって引き起こされた核戦争を阻止するため、未来(2027年)から刺客として送られてきたターミネーターが核戦争の引き金となるヒロインの息子(ジョン・コナー)を、母親(サラ・コナー)が孕む前に殺害するという鬼畜展開。
つまり子孫の誕生を未然に阻止するんですね。
言わずとしれた世界を誇るSF映画であり、初代ターミネーターは億単位の興収を叩き出し、世界にその名を広めました。
殺人マシーンこと、ターミネーター(サイバーダイン101型)。
では詳細なあらすじを解説していきます。
ーーターミネーター
あらすじ
時は2029年のロサンゼルス。
サイボーグ含む機械マシンが感情を持ち、人類を滅亡させようとしていました。
しかしそんな激化する戦争に終止符を打ったのが、ヒロインの息子であるジョン・コナーでした。
しかしマシンは最後っ屁として殺戮マシーンのターミネーター(演者・アーノルド・シュワルツェネッガー)を過去に送り込み、ターミネーターにジョン・コナーの母親を殺すようプログラムしました。
そして核戦争が起こる前の過去の1984年では、夜、トラックで寝ていた運転手は、何やら異変を感じ始めます。
フロントを確認するとそこには筋骨隆々の屈強な男が立ち尽くしていました。
その男こそ、人間の姿を模した機械型マシーン、ターミネーターだったのです。
そして路地のはずれで遊んでいるチンピラ3人組に服をよこすよう命令し、抵抗した3人を一網打尽にし、服を着て庶民の生活に溶け込んでいきます。
いわば人間社会における「潜入スパイ」です
また、違う場所ではもう1人の男が空から舞い降りたかの如く登場します。
その男はホームレスの男からパンツを奪い、窃盗の罪で警察に追われる身となり、公衆電話にあった帳簿から「サラ・コナー」と書かれた名前のページを破って、そのまま逃走しました。
のちにこの男は、サラーコナーをターミネーターから守るために未来から送られてきたカイル・リース(演者・マイケルビーン)であることが判明します。
一方、そんなことはつゆ知らずのサラ・コナー(演者・リンダハミルトン)はウェイトレスとして働いており、ターミネーターの存在も認知していませんでした。
しかし同姓同名のサラ・コナーの名前の人が何者かに射殺されたというニュースがレストランで報じられ、身の危険を感じるようになったサラ。
その後警察に通報するため回線の悪いレストランを出て別のスナックに移動。
スナックにあった電話で警察に通報し、その場で待機していました。
さらに友人に助けを求めるため電話をかけようとしますが、友人は好きな人との情事にかまけてるばかりでサラのSOSに気づいてくれません。
その後ターミネーターが友人の自宅に侵入し、2人を殺害した後、サラが残した留守番電話を手掛かりにスナックに移動し始めます。
そしてスナックの料金体制を無視して店に強行に入り、ついにサラを発見。
ポケットに忍ばせてあった大口径銃を取り出し、サラを殺そうとしますが。。
ここで背後からターミネーターめがけて2、3弾の銃声が響き渡り、店内はパニック状態に。
ターミネーターを撃ったのは前に登場したカイル・リースでした。
しかしターミネーターは体が超合金でできているため、弾丸など通用しません。
すぐに立ち上がり、車で逃げる2人を追いかけます。
その際、カイルはサラに未来で起こった真実を伝え、必死に説得を重ねました。
💡ターミネーターはこのようなハラハラする逃避行劇が多いです!
大体は振り切れるのですが、最後のシーンではそうもいかず。。
いかにして窮地を乗り越えるのか!?
2人は逃走の末にターミネーターを振り切りますが、2人はターミネーターを車から落としたことによりあらぬ疑いをかけられ、警察署で取り調べを受けることになってしまいます。
サラは手厚く看病されましたが、事態を今ひとつ飲み込めていません。
それもそのはず、これから生まれてくる自分の息子(ジョン・コナー)がまさか未来で核戦争を阻止する救世主になるとは到底信じられなかったからです。
ターミネーターは2人がいる警察署に押し入り、2人との面会を拒否されたため、トラックでフロントを破壊し、強行突破します。
そしてターミネーターは署内に侵入し、警察隊が一斉に動員されました。
しかし超合金の体に銃弾など通用せず、迎撃した警察官は皆ことごとく殉死していきました。
カイルは取り調べ室を飛び出し、サラ・コナーを助けにいきました。
そして火が回る署内を脱出し、またもや車で逃走。
追ってくるターミネーターを振り切り、今度は暗がりのトンネルで身を潜めることに。
そしてカイルはサラに過去のことを洗いざらい話し、自分がサラの息子の師範者であること、さらにカイル自らが志願して過去の世界に行ったことも明かし、サラはカイルに信頼を寄せるようになります。
💡ちなみに未来の世界に戻る手立てはなく(タイムマシン?が大破してしまったため)、カイルは半ば過去での死を覚悟していたのかもしれませんね。
また、ジョン・コナーの目元とそっくりなこともサラに言いました。
(息子と母親を重ね合わせたのかも)
さらにターミネーターの存在は犬の鳴き声で把握できると知り、2人は番犬を雇うことにしました。
その後はしばらくモーテルで2人と暮らし、一夜のベッドを過ごしました。
2人は体を重ね合わせ、関係を深めていきました。
最初はカイルに不信だったサラもすっかり心を許していました。
カイルは未来におけるサラの旦那だったのです。
そして朝になり、2人は仲良さそうにいつもの日常を取り戻したかと思いきや、犬の鳴き声が聞こえてきたので2人はターミネーターの存在を感じ取り、またしても逃走。
その際、カイルは6個の手榴弾を持ち出していました。
しつこく追ってくるターミネーターに導線に火をつけた手榴弾を投げつけますが、爆発のタイミングが掴めず、爆風のみのダメージしか与えられませんでした。
もちろん、ターミネーターはびくともしません。
さらにカイルは腕にターミネーターの銃弾を喰らってしまい、手の自由を奪われてしまいます。
サラは運転の代打を務め、必死に逃走しますが、とうとう追いつかれてしまいます。
サラに詰め寄るターミネーターでしたが、カイルは最後の力を振り絞って1つの手榴弾をターミネーターが乗るトラックに忍ばせ、しばらくすると着弾。
さながら火の海と化し、ついにターミネーターを倒したと2人は安堵します。
…が、ターミネーターは人間の皮膚がはだけても中身の合金のみがむき出しになった状態で2人を追いかけます。
💡
まさに執念の殺戮マシーン。
こんな化け物をどうやって倒すのか?
2人は廃工場に逃げ、深手を負っていたカイルは最後の手榴弾でターミネーターと共に爆発、そのままカイルは帰らぬ人となってしまいました。
サラはカイルの死を悲しむも、ターミネーターは上半身だけの姿でサラを追いかけ、ついにサラの足を掴みます。
しかしサラは最後の力を振り絞り、プレス機の作動ボタンを力強く押し、そのままターミネーターをプレス機で圧縮。
そのままターミネーターは潰れ、完全に機能停止しました。
その後駆けつけた警察と救急隊員がサラを介抱し、長きにわたるターミネーターの執念を打ち破ることに成功したのでした。
そしてサラの体が回復し、カイルの息子を宿したサラは録音レコーダーに自分と旦那(カイル)の記録を吹き込み、未来の息子にぜひ聞いてほしいと願いを込めました。
おしまい。
ーーえげつなすぎる
ターミネーターの執念
ターミネーターは心も感情もない、ただ「サラ・コナーを殺戮せよ」とプログラムされただけの機械マシーンです。
当然、理屈で通じる相手ではなく、結果的に「ターミネーターを倒すこと」だけが唯一の打開策だったのでしょう。
ジョン・コナーは未来におけるロボットとの戦いに打ち勝った英雄です。
その息子を身籠る前のサラ・コナーは自分の息子がそんな革命的人物になっているとは想像もつかないでしょう。
現に自分は駆け出しのウェイトレス止まりですからね。
そんなターミネーターの執念から逃れるべく、カイルと一緒にひたすら逃避行を続け、最後に満身創痍の体でターミネーターを倒すといった展開、終始ハラハラとドキドキの連続でした。
また、ターミネーターは自分の表情を全く崩さないため、それも「感情のない機械」という事実に拍車をかけていると言えますね。
とにかく夜に見るのは刺激的なのであまりお勧めはしませんが、終始ハラハラドキドキが途切れない怒涛の展開続きなので、興味のある方はぜひ1作目だけでも見てください!