ーー掃除がもたらすメリット
掃除は、いつの時代においても必要なスキルです。
以前、「そわかの法則」という言葉を聞きました。
「そ」は掃除のこと、
「わ」は笑うこと、
「か」は感謝のこと
を指し、掃除は”笑うこと感謝すること”と並ぶ重要な1つの要素として捉えられています。
掃除はただ身の回りを快適にするだけでなく、精神的なプラスの作用をもたらすとも言われています。
いわば精神的な豊かさに結びつくのです。
例えばパソコンやモニターの液晶画面についた埃(ホコリ)を取るだけでも画面がクリアになり、作業に集中しやすくなります。
デスクライトでPCを照らすと埃が目立ってしまい、作業パフォーマンスが落ちてしまいます。
また、埃を取るだけでなく身の回りのモノを整理するだけでも仕事や勉強スペースが快適になり、一層集中しやすくなります。
スペースに余裕ができると空間が広がったように感じるので、思考や創造力も広がりやすいと言われています。
埃に限らず、「勉強しやすい環境を整える」ことも掃除の1つです。
例えば、
・周りに不要なモノを置かない
・室温のバランスを保つ
・作業用のBGMを流す
等、自分が勉強しやすい環境設計をし、作業に集中することが大事です。
周りに不要なモノを置かず、スペースを豊かにする。
・これは物理的な意味でメリットになります(ノートを広げやすくなる、肘をつきやすくなる等)
室温のバランスを保つ
・いわゆる部屋の中を空調することで、作業に適した温度を保ち、ストレスを軽減させます。
それによって精神的な余裕につながり、作業のモチベが向上します。
作業用のBGMを流す
・これは賛否両論あるでしょうが、無音だとどうしても余計な思考や雑念が浮かんでしまう方は、作業用のBGMを流して一点集中しましょう。
環境音(川のせせらぎ、鳥のさえずり、木々のざわめき等)を取り入れるのも効果的です。
掃除というのは物理的な意味だけでなく、心の中にあるストレスや不安、雑念などを追い払うという意味でも効果的です。
また、勉強や仕事に限らず、風呂場やシンクに溜まった汚れや付着物なども、掃除の対象になります。
汚れと精神は不可分につながっており、「精神を清める」という言葉の組み合わせがあるように、埃や水アカなどの汚れなどは精神的な貧しさをもたらしてしまいます。
精神をクリーンに保つためには、身の回りの埃やゴミなどの汚れは大敵となりうる存在です。
仕事や勉強で集中力を上げたいなら、まずは身の回りの整理や掃除から始めてみましょう。
ーー笑いと感謝も忘れずに
余談ですが、そわかの法則の1つ、
「笑うこと」「感謝すること」もついでに触れていきたいと思います。
「笑顔は伝染する」とよく言いますが、それもそのはず、笑顔は見る人の心を豊かにし、どんどん横に伝染していきます。
それにはミラーニューロンという神経細胞が関わっており、他の人の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとることから、こう名付けられました。
笑顔がもたらす効果は絶大で、笑顔の接客が多い店舗ほど売上が軒並み伸びたというデータもあります。
笑顔は無償で作れるものなのに、いつもむっつり無表情でいる人は、なんて勿体無い生き方をしてるんだろうと思います。
人の笑顔を見て不快な気持ちになる人はいません。
笑顔は常にオープンにできるようにスタンバイしておきましょうね。
最後に「感謝すること」。
これは言わずもがなですが、自分がしてもらって嬉しかったことなどは素直に「感謝」しましょう。
ネガティブ反芻(悪い想像やシチュエーションばかり膨らませてしまう精神状態)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
この不安定な心理状態は、普段から感謝の心を忘れている人が陥りがちなもの。
人に感謝すれば次第にポジティブな気持ちが生まれ、精神的にも余裕が出てきます。
日頃から感謝を忘れず、心を豊かにしていきましょう。
以上、そわかの法則における3つの大事な要素
「掃除」「笑顔」「感謝」の説明でした。
ここまで読んでくださりありがとうございました。